家族が占い詐欺の被害に遭ったら

占いサイトはインターネット上で行うものなので、若い人が利用するものと思われがちですが、実は高齢者の利用者が多くなっています。
高齢者のご家族にこんな兆候があったら、悪質占いサイトに洗脳されている可能性があります。

[ 目次 ]

兆候1

携帯電話には全然興味がなかった家族がある日突然、携帯を見続けるようになり、急に自分の部屋に閉じこもるようになった上、家族との会話が減ってしまった。

兆候2

料理好きだった母があまり料理をしなくなり、化粧もせず、最終的には自分の身なりも気にしなくなった。

兆候3

家族が突然「もうすぐ大金に入るのでお金を貸してほしい」と急に言い出した。

では、なぜこのような兆候が見られると、悪質占いサイトに洗脳されている可能性があるのでしょうか?

これらの兆候は「誰かとメッセージのやり取りをしている」という可能性を疑った方がよいでしょう。仮に急に携帯ばかり見る原因がネットサーフィンであるのなら、単に情報を収集ために携帯を見ているといえるのですが、誰かとやり取りをしているとしたら「インターネット上のサクラ」の可能性が高いといえます。たくさんのお友達がいらっしゃるご高齢の方は別ですが、そうでないご高齢の方が急に第三者とメッセージのやり取りを行うという行為自体が極めて不自然だからです。

インターネット上のサクラというのは、古くは出会系サイトから発祥されたもので、現在では支援金詐欺などでも暗躍しています。今回は占いサイト詐欺のケースですので、あえて支援金詐欺のサクラのケースには触れませんが、悪質占いサイトの鑑定士もサクラの一種といえます。このサクラ鑑定士に洗脳され、携帯電話に夢中になっている可能性があります。

また、鑑定士から「今にも宝くじに当選する」と言われ続けている方は、洗脳されている可能性が高く、料理などの趣味に費やす時間を惜しんで、朝から晩まで鑑定をしている可能性があります。

洗脳や詐欺被害に遭ってしまった場合は

洗脳されている方は「とにかく早く高額当選をして、今までつぎ込んだお金の回収をしなければならない」と焦りを感じて、鑑定をすること以外に興味がわかなくなっている可能性があります。もしこのまま高額当選出来なければ、自分自身の生活費用の工面に困り果てた上で鬱状態に陥り、ご家族との会話が減ったというケースも頻繁に見受けられます。

普段は無駄遣いをしない高齢の方が「お金を少し貸してほしい」と言った場合にも、貯金を全て使い果たしたことが考えられます。

鑑定士が「鑑定をやめるのであれば、もう少しで高額当選できるのに勿体ない」と言っている例も多数見受けられ、「もしかしたら詐欺?」と感じている方も「もう少しであればお金借りてみようかな」とご家族に対しお金を無心するケースもあります。

これらの兆候はあくまでも、弊所がご依頼者様と接する中感じた印象です。全てがあてはまるとは言い切れませんが、高齢者のご家族の方にこのような兆候がみられたら注意が必要であると言えます。

※家族が被害に遭ったことに気がついたら、是非、お気軽ご相談ください。

弁護士法人紫方里は、占いサイト返金のパイオニアです。