解決事例:F様の解決事例

経済的な不安などを原因に、何社も申し込んでしまう場合もある占い詐欺。

占い詐欺の手口がインターネット上で横行し始めたのは今からおよそ12~3年前です。当事務所はその当初から返金業務を行っています。

その中で、令和6年11月現在でおよそ2300案件の解決事例があります。これらの解決事例の中から、弊所スタッフが直接ご依頼者様に聞き取りを行い、詐欺被害に遭われたご依頼者様の生の声をまとめました。

現在、詐欺被害に遭われた方、また、これから占いサイトを利用されようと思っている方に是非とも参考にしていただければと思います。

[ 目次 ]

相談に至る経緯

私は昔から占いが好きでしたが、複数の占いサイトからメールが届いたことで、興味を持って鑑定に申し込みしました。

無料鑑定を受けると「あなたは潜在的に強運であり、高額当選できる波動を感じたから至急連絡しました」等と伝えられ、宝くじに高額当選できるという部分に魅了されました。

実は夫と離婚したばかりでしたので、経済的な不安が解消された気持ちになりました。

被害に遭った経緯

無料期間の鑑定内容は抽象的なものが多く、早く鑑定を完了させたいのになかなか進展がなかったので、次第にポイントを購入するようになりました。鑑定士とのやりとりは朝の8時から夜の10時まで続き、返信するためにずっとケータイに張り付いていました。時折サポートセンターからお得にポイントを購入できるセールのお知らせ等も届くので、家と銀行を何度も往復してポイントを購入していました。

これまで何人もの鑑定士の方に鑑定してもらいましたが、自分にとって納得のいく鑑定をしてくれる方とはなかなか巡り合えず、この人はダメだ!と思い連絡を絶ってもまた別の鑑定士からメールが届いて鑑定してもらいました。

私が魅力を感じた鑑定士のポイントは、占いの方法が自分に合っていて、その方がまとう空気感や人柄が良いことでした。昔から人の言葉遣いや空気、波動から相手の気持ちを感じ取ってしまうので、すこしでも嫌な感情が伝わってくると別の鑑定士に切り替えていました。

返金に至る経緯

鑑定に費やした資金は、クレジットカードのキャッシングを限度額いっぱいで利用して調達しました。私は年金を受給して生活しているのですが、家賃などは娘が払ってくれていましたので、キャッシングで借りた10万円と年金から鑑定費用をなんとか捻出していました。

近い将来宝くじが当たるならと思い鑑定を続けてきましたが、とうとう資金が底をつき、娘にお金を貸してくれないか尋ねることが増えました。鑑定士に相談しても「宝くじに当たったら返せるから借金してでも鑑定を続けるように」と促してきました。

しかし、娘は私の様子を疑い始めていたので、占いサイトを使っていることを打ち明けると、警察に相談に行くよう娘に促されました。私としてはその時点で騙されているとは思っていなかったのですが、合計で300万円ほど使っていたし、お金も底をついたので警察に相談することを決意しました。警察からは「あなたが自分の意志でポイントを購入しているのだから、裁判を起こしても返金にはならないと思う」と言われ唖然としました。

こんなに使っていても詐欺とは認められないのかと。警察では返金のサポートはしてもらえないから、そこから弁護士を探すようになりました。占いサイト名で検索するとたくさんの法律事務所の広告が出てきましたが、YouTube広告を見て紫方里さんに連絡しました。紫方里さんは着手金が無料だったので、最初は「占いの無料期間みたいに詐欺なんじゃないか」と疑いました。本当に返金になるのか半信半疑で依頼しましたが、事務所の方の対応も親切で、無事返金に至りました。心から感謝しています。